思い出話
こんばんは。書きたいことができたから早めの更新です。思ったことずーっと書いてたら拙くて長い文になってしまいました。
今日は2年くらい前からずっと好きだった歌を歌ってる女の人の話をしようかなって思います。
2年前の5月くらいですかね。Twitterを見てたらたまたまある動画が目に入ったんですよ。歌を歌っている動画。色々事情があるので本人の名前は伏せておきます。今はそのアカウントごと消えて動画も見ることはできないんですけどね。はるまきごはんさんの『地球をあげる』という曲を歌ってました。
曲の少し幻想的な雰囲気と歌声の柔らかさがマッチしていてすぐフォローしました。ツイキャスもやってたのですぐフォローしました。
週に2,3回くらいだったか記憶は定かじゃないですけどそれくらいの頻度で配信してました。閲覧人数は100人はいってたかなあ。配信の内容は曲を流してそれに合わせて歌ったり。弟と一緒に歌ったり。後の方になるとギターで弾き語りしたり。その人はリクエストを受け付けない人だったんです。自分の配信だから自分の歌いたい好きな曲を歌ってました。僕もそういう思想の人間なので惹かれるところはありました。彼女の歌で知った曲もたくさんありました。ボカロからJPOPまで。
公式LINE@とかサブ垢とか教えてもらったり、配信もほぼ毎回見に行ってたので多分覚えてもらったんじゃないかなあって感じです。面白い人でもありました。推しの自撮りがあがった時の昔と今の反応の違いだそうです。
その年の夏、急に彼女はいなくなりました。さよならってツイートをして数週間後にはTwitterのアカウントごと無くなっていました。
あまりにもショックでした。彼女の歌を聴くのがかなりの楽しみになっていたので。心落ち着く存在だったので。中々理解ができませんでした。ずっと聴けると思ってたのに。
しばらくは虚無感でいっぱいでした。虚無感でいっぱいって言葉面白いですね。空っぽで満たされている。
話がそれました。他のファンの人達がどんなこと呟いてるのかTwitterで調べてみたりもしました。すると、1つ気になったツイートがあって。どうやらVTuberになっていると。名前メモしてすぐ調べました。動画がありました。歌っているのを聴きました。まさしく聴きなれたあの声でした。なんだ音楽やめてなかったのかという安堵と共に、急に別れを告げられて別人として活動していることに少しのいらだちを覚えました。いらだち、というより疑問というか困惑というか。そっちの方が大きかったです。何で急に変わったんだろうって。
名前出すか迷ったんですけどせっかくだから皆にも聴いてもらいたくて。蒼月エリ という名前です。
ツイキャス時代と違ってファンも個人的にあまり好印象ではなかったのであまり見てませんでした。見れませんでした。中身同じなのに別人として活躍してそれを知らないファンが見ていることが耐えれなかったんです。
勿論動画は歌ばかりでした。ほとんどが生放送だったと思います。たまにちゃんとした曲1曲を正式な形に動画上げてたりもしてました。生放送はちょっと見る気にはなれなかったので、アーカイブをコメントを頼りに飛ばし飛ばしで見てました。なんというか、僕の中ではあのツイキャス時代で時が止まってるので新しい曲はあまり聴く気にはなれませんでした。知ってる曲を聴く度に寂しくなったりしてました。辛くて時には「蒼月エリはあの人じゃない」って思い込むこともありました。
そんな時に1つの動画があがりました。初めてこの人を知った『地球をあげる』。これを歌ってる動画。懐かしさが込み上げてきました。Twitterのアカウント消えてるからもう見れない、聴けないと思ってた曲がまた聴けるようになりました。歌は以前よりも上達してました。やっぱり同一人物なんだなって悟りました。少し悲しかったです。
他にもツイキャス時代に歌ってた曲も何個か動画としてあげてたりもしてました。その度にああ懐かしいなあと嘆いていました。『なんでもないや』とか。『ロキ』も歌ってました。メンバーの子と一緒に歌ってるやつでした。今まで柔らかい歌声だったのが急にロックな感じになって少し驚きました。確かにかっこよかったですけど、でも僕が好きなのはあの柔らかい歌声だったからあまり好きにはなれなかったです。オリジナルの曲もありました。僕にはまだ聴けなかったです。さっきも言った通り僕の中ではツイキャスで時が止まっているので。
VTuberになって10ヶ月くらい経ったある日、Twitterを見てたら「〇〇日に引退します、最後の配信はこの日にします」みたいのが出てきて。あぁ、また終わりが来てしまうのかってショックでした。けど、配信者辞める時もちゃんと挨拶とか色々してからやめて欲しかったっていう気持ちもありました。ちゃんとあの時もしっかりお別れして欲しかったって。お別れ生放送も少しだけ見に行きました。泣きながらメンバーと話したりしてました。やっぱり心の中には蟠りがありました。ツイキャス時代とは違うけど同じ、同じだけど違う、それを最後まで認めることが出来ませんでした。
後日見てみるとチャンネルだけ残って動画は全部消えてました。配信切り抜きとかの所謂転載も結構あるので「ごめんなさい」と思いつつ最近聞いてます。
転載をここに載せるのってどうかと思いますけど許してください。聴いて欲しいんです。
これが蒼月エリの『地球をあげる』です。是非聴いてみてください。今でもよくピアノで弾いています。
長すぎましたが、約1年くらいの出来事をまとめるんだから仕方ないです。はい、仕方ないです。それに、途中思い出すの結構辛かったです。それだけ僕にとっては大きな存在でした。
僕の記憶が正しいかは本当に分からないですけどまた別の所で音楽をする、というのを聞いたような気がしたので今はそれを待ってます。
ちょっと関連付けて思ったことがあるので軽く書いておきます。
これとこれは同じものだって思う根拠ってなんでしょうね。よく例え話で出すんですけどもし友人が事故で記憶をなくしてしまった時、以前と同じ人物で見れるか。外見は全く同じです。
頭では同じって分かってても実際に話すと記憶が無いから以前と同等に接することはできない。それが記憶じゃなくて性格だったり外見だったら。その人がその人だっていう定義はどこにあるんだろうって。それに似たような物を覚えました。
